4/18 日本タイポグラフィ年鑑2019グランプリ「九州ロゴマーク VI」

九州・福岡を拠点に活動されているグラフィックデザイナー、茂村巨利さん。VIによるブランディングを中心に、グラフィック・パッケージ・サインデザインなど幅広い分野で活躍。年鑑入選常連の実力者です。グランプリの九州ロゴマークは「暖簾」をモチーフに「九・州・は一つ」をシンボリックに表わしたもの。行政との折衝を重ね、その上で実現された表現の力強さが、審査員の心を捉えました。
●CONCEPT
九州・山口9県で構成された「九州地方知事会」、これに経済団体を加えた「九州地域戦略会議」では、九州・山口が一体となった取り組みを進めています。「九州地域戦略会議」が求めるデザインは「九州はひとつ」を表現するという難題でした。
年々増加する九州へのインバウンド需要を意識したデザインにしようと考えました。
『暖簾(のれん)』をデザインモチーフに、「九」「州(しゅう)」「一つ」のそれぞれの文字を組み合わせ、「ひとつの州(くに)」を描きました。「九州は一つ」であることを表現し、漢字をシンボル化し「日本らしさ」「アジアからの発信」を表現しました。


Specialtalk「日本タイポグラフィ年鑑2019グランプリ」
https://www.takeo.co.jp/exhib…/mihoncho/detail/20190405.html
上記リンク内フォームよりお申し込みください(4月1日締切)

日時:4月18日(木)18:30~20:00
会場:株式会社竹尾 見本帖本店 2F
会費:無料・要申込

出演:
茂村 巨利 Naotoshi Shigemura
[グラフィックデザイナー 年鑑2019グランプリ受賞者]
1969年福岡県生まれ。1992年九州産業大学芸術学部デザイン科インテリアコース卒業。山口至剛デザイン室、株式会社 GA TAPを経て、2010年茂村巨利デザイン事務所設立。TOKYO TDC VOL.19入選/2004 熊日デザイン賞ポスター部門2席/CREATION AWARD 2004 優秀賞/ 2007 西日本新聞広告大賞[西日本シティ銀行賞]優秀賞/第62回広告電通賞[九州地区優秀賞]/2010年・第61回全国カレンダー展[文部科学大臣賞]/第49回福岡広告協会賞SP部門・銀賞/2018九州アートディレクターズクラブ・アワード・ベスト9賞

工藤強勝 Tsuyokatsu Kudo
[グラフィックデザイナー 年鑑2019審査委員長]
1973年桑沢デザイン研究所修了。1976年デザイン実験室設立。雑誌・書籍のアート・ディレクションや展覧会のポスター・図録デザインを手がけるほか、グラフィック、タイポグラフィ、ブックデザインの評論を著す。1995~2006年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科講師を経て、2006~13年首都大学東京システムデザイン学部・大学院研究科教授、~14年客員教授。著書・監修書に『編集デザインの教科書〈第4版〉』、『デザイン解体新書』、『書物の時空』、『文字組デザイン講座』など。
1999年第7回桑沢賞、2010年第52回全国カタログ・ポスター展カタログ部門〈金賞〉、2011年第45回造本装幀コンクール「ユネスコ・アジアセンター賞」、2017年度(第48回)「講談社出版文化賞 ブックデザイン賞」受賞ほか。桑沢賞審査員、『東京2020大会エンブレム』デザインチェック審査員など。

平山 政根(司会)Masamoto Hirayama
[グラフィックデザイナー 年鑑2019編集長]
1961年大阪生まれ 1982年大阪デザイナー学院グラフィックデザイン学科卒。
1985年株式会社アイドマ入社、大阪を拠点に大手メーカーの仕事を手がける。
1994年日本タイポグラフィ協会入会
1998年アイドマ東京事務所(渋谷区)へ移動。
2008年東京事務所を株式会社アイドマ東京支社へ改称とともに品川区大崎へ移転。
タイポ活動にとどまらず文具からオフィス家具全般のトータルな企画クリエイティブのデレクション、プロデュースを手がけ現在に至る。

※第65回ニューヨークタイプディレクターズクラブクラブ展は6月12日(水)〜7月10日(水)で同会場にて開催予定です。こちらもご期待ください。